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二 銀太郎、定期中央大会へ 大会代議員は組合員二十五名に一名の割合で選出されているらしい。栃木支部は組合員が全体で約四百名なので、代議員は組合規約に基づけば十六名となるはずだが、支部間で代議員人数の調整がされていて、栃木支部の代議員は十三名の割り当てだそうだ。さらに、支部内でも部門別に代議員の人数の割り当てがあり、物流の代議員は一名で、それが銀太郎になったのである。 定期大会は東京都内のホテルの二階の大広間で行われた。丸山支部長の話だと、多くの労働組合が利用するホテルらしい。 受付で市川書記長から渡された代議員証を提示した。すると分厚い資料が一袋渡された。中身を見たら、一年間の活動経過の報告書、会計報告書などが入っている。 周りを見渡すと、何人か顔見知りの同期入社のものもいる。突然、銀太郎は後ろから肩を叩かれた。 「銀太郎、久しぶり。お前も、とうとう押し付けられたな」 振り向くと、同期入社で、大阪工場に配属された浅野だった。その横には、名古屋工場に配属された小林がいた。よく見ると、その横には九州工場に配属された伊藤もいた。 「おー、なつかしいな。お前らも、元気かあ」 銀太郎は思わず大声で叫んでしまった。その声の大きさは、周りにいた人たちが思わず視線を向けるほどであったが、銀太郎は頓着せず (こんなふうに同期の仲間と親交を温められるなんて、代議員も悪くないな)と思った。 日本国憲法第二十八条よって認められた働く人々のための組織。二十八条では労働者の団結権・団体交渉権・団体行動(争議)権を基本的人権と認めており、これを「労働三権」と呼ぶ。ひとくち用語解説… 労働組合 - 教育・人材育成のご紹介 - <j.union株式会社の教育活動支援とは?> 組合活動を活性化するには、まず、その担い手である組合役員をいかに動機づけ、職場をまとめるスキルを持った真のリーダーに育成できるかにかかっています。j.unionでは、取引組合が2000労組を超える経験と実績を活かして、さまざまな教育プログラムで組合役員(組合員)の人材育成を支援します。 <ボトムアップ型教育の実践> 経営による教育が選抜方式、短期利益追求型なのに対して、組合による教育は組合のメンバーに公平であり、自発的な学びを促し、中長期的で安定した利益(コミュニケーション能力、リーダーシップ、人間力育成など)を追求します。職場の課題が解決でき、組合員のやりがいを支援できるリーダーを育成することが組合活動の最も重要なポイントともいえます。 <豊富な人材育成プログラム> 対象者や経験、知識学習やスキル習得などの目的に合わせて、講義・事例研究・グループ討議・模擬など、さまざまな形式で人材育成を支援します。 <貴労組にあった教育カリキュラム> 労働組合専門だからできる貴労組に合わせた事例作成やカリキュラムの カスタマイズ、自組織内で水平展開できるようなトレーナー養成、職場実 践を含めたアクションラーニングなどいろいろな対応ができます(要別途費用)

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